パイロット志望者の皆さまこんにちは!
理事長・パイロット養成コンサルの冨村です。
このところはコロナ禍の影響で羽田空港にいることが多いのですが、私冨村は本来、同じ場所に1週間以上いることが無いほど日本中を常に仕事で飛び回っています。
仕事、プライベート合わせて47都道府県ほぼ全て回ってきました。
また、流石に全世界にはまだまだ届きませんが、外国も二桁の国々を巡ってまいりました。
仕事でもプライベートでも、出先で食事をする際は地元の方と席を共にすることが多いのですが、そこで毎回思うのは、地域の数だけ深い文化や歴史があり、そして地元の人々はそれを心から愛しているということです。
私は昔から歴史にはあまり興味がなく、正直教科書に載っている程度の事しか知らなかったし、それ以上は理解する必要はないと思っていましたが、航空関係の仕事をするようになってから、日本や世界を飛び回ると、歴史を勉強しておく事の大切さを深く知ることになりました。
やっぱり、地元の文化や歴史に共感を持って話せるのとそうでないのでは、相手の心の開き方が全く違います。
ビジネスも、友達付き合いもお互いに心を開かなければ上手くいきませんからね!
パイロットも歴史教育が必要
パイロットを目指すにあたり、自社養成を狙うにしても私大パイロット養成コースを狙うにしても、歴史科目は現状、学科上あまり重要とされておらず、パイロットを目指される方のほとんどは深く学ぶ事のないまま終わってしまっています。
しかし、私たちPJ SFAは、パイロットだからこそ日本のみならず、世界中の歴史を理解しておかなければならないと考えております。
例えば、2014年7月17日にウクライナのドネツィク上空で発生した「マレーシア航空17便撃墜事件」ですが、世間的には「不幸な事故」として報道され、多くの人々の涙を集めていましたが、航空業界的には「起こるべくして起こった事件」と認識されています。
「マレーシア航空17便撃墜事件」についてご存知ない方は、すぐに調べてみてください。
パイロットを目指すにあたって、知っておかないといけない、航空史に残る事件です。
なぜ、航空業界人が「起こるべくして起こった事件」とある意味冷たく評価しているかというと、マレーシア航空17便が飛行していたドネツィクでは、事件が起きる数ヶ月前にはウクライナからの独立を求めてドネツィクの住民と駐留軍が武装蜂起を起こし、5月には戦力で劣勢なドネツィクを支援するためにロシア軍が介入してきており、事件当日には内戦状態に突入している状況でした。
政情不安なエリアの飛行をエアラインに指令される事もありますが、フライトするにしても航路を変更するにしても最終的な決定をするのは機長です。
一つでも危険なリスクが思い当たったら、パイロットはフライトの中止か別ルートでの航行を提言しなければなりません。
そもそも、ウクライナとロシアは数世紀に渡る確執がある両国であり、歴史を知っていれば、一度このように一触触発の状態が起きたら、確実に大きな衝突に発展する事が分かります。
そんな状態の地域の上空を飛ぶというのは単なる自殺行為であり、このような撃墜事件が起きてしまったのは必然であると言わざるを得ません。
ロシア、ウクライナに限らず、世界中にはこのような危険を孕んでいるエリアが無数にあります。
リアルタイムで世界中の情勢を全て理解する事は難しいですが、世界中の歴史を知っていれば、ニュースなどの情報だけでそうした危険を察知する事ができ、事前に事件に合うことを防ぐことができます。
パイロットの仕事は、乗客全員を無事に地上に降ろす事です。
これを忘れてはいけません。
歴史科目の受講も可
PJ SFAには、日本史・世界史が専門の講師も在籍しておりますので、ご希望であれば歴史指導を受けることができます。(もちろん、オンラインも可。)
PILOT専門進学塾であるにも関わらず、私たちの歴史指導は、多くの方々から高評価をいただいております。
また、不定期で歴史に興味を持ってもらう事を目的としたイベントも開催しております。
もし、ご興味がありましたら、是非お気軽にお問い合わせください!!
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