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PILOT専門進学塾ごあんない

 atama+を導入してみて (えだブロ2)

 atama+を導入してみて (えだブロ2)

皆さんこんにちは。

PJ SFA学科主任の江田です。

弊塾では、atama+とういう教材を導入しています!そこでatama+がどのように役に立っているのか?どう学習に良いのか?というのをご紹介いたします。まずは簡単にまとめると、

・AIによる診断と講義、演習つき→個人に進度、理解度に合わせた学習ができる。家庭学習にもつなげられる

・復習機能と合格するまで演習機能→管理が難しい反復学習ができ、わかったつもりになってしまう罠から抜け出せる

・生徒の学習到達レベルや得意・不得意が一目瞭然

・AI診断により根本的な苦手単元を特定し、さかのぼり学習できる機能→数学は特に土台の積み重ねが大切。実は理解出来ていなかったところを克服し、よりスムーズに学習を進めることができる

という点です。いずれも学力を伸ばしていくのには必要な要素でして、なかなか個人でやっていくのは難しい面があるんですよね。

もちろん教材に全ぶ任せっぱなし、ということはありません。

先生がつき進捗を管理し、きちんと理解できているか説明をさせ、足りない部分は解説や助言を加える、モチベーションを上げるための声かけをするなど、AI教材では対応しきれない部分を補完する役目を果たしています。

ではもう少しatama+が学力に効く理由について詳しく説明していきます。原理からきちんと知りたい!という知的好奇心の塊のような人だけ読むようにしてください(笑)

マスタリーラーニングの進化系であること

マスタリーラーニングは一斉指導での生徒の学習内容の完全習得を目指すものなので厳密に言うと異なりますが。学力というのはそのまま放っておくと正規分布に近づくと言われていますので、個人差が大きいものです。学校のような一斉指導で同質で同じ時間の学習を全員に課したのでは、その正規分布が是正されません。
そこで、個人の学力に応じて教材や学習時間を変えることで大きな分布から小さな分布に移行させようとするのがマスタリーラーニング(完全習得学習)です。

 atama+では個人の学力に応じて問題のレベルや、演習の回数が異なります。そのため苦手な単元ではゆっくり時間を使い、また得意な単元ではレベルを上げた演習が可能になります。紙教材では生徒一人一人の学力をつかみ、得意や苦手を全て掌握するのは困難でしたが、atama+では単元の学習をする前に「診断」が入るため、生徒がどのレベルにあるのかを判断しやすくなりました。
また、問題のレベルも3段階に分かれているため、その単元が苦手な生徒には一番易しいもの、基本はほとんど理解している生徒には一番難しいものに挑戦してもらうなど、ニーズに合わせて選択できます。

マスタリーラーニングでは形成的テスト(formative test)という、評価のためではなく到達レベルを測るテストと、その結果に応じた対処が必要なのですが、atama+では豊富な演習により理解度をチェックするとともに、理解が不十分だと考えられる生徒には講義動画をもう一度、土台となる既習単元の理解から必要な生徒には復習を、演習の繰り返しが必要な生徒にはさらなる演習をさせるなど、個人の理解度に合わせた対処が可能です。

マスタリーラーニングはかなり歴史の古い指導法なのですが、実績も認められている指導法です。
実施するにはそれなりに準備が必要なのですが、atama+だと簡単に実施できるのが魅力ですね。

マスタリーラーニングを目指すと指導時間が長くなるという欠点があります。こまめなテストと、再学習などが必須になるからです。
しかし、atama+には講義や解説もついていて、家庭でも自習ができるという利点があります。心理や学習に詳しい先生の指導を定期的に受けながら、家庭でも自習をすることでマスタリーラーニングの欠点を補えるのですね。

反復練習と流暢性の幻想

学習には反復が必要とは誰もが知っていても、実は忠実に反復を実施できている人は少ないのではないでしょうか。
わかっているのにできない原因は、
①どこを復習すべきかわからない  ②出来たところはもう復習しなくて良いと思い込む
という点でしょうか。
特に②に関しては盲点となりやすいので注意が必要です。説明を聴いたり学習した直後というのは、「もう分かった!」という感覚になりやすいものです。私も本を読んで「これくらいメモすれば覚えてるだろう。」とたかを括っていると、後でメモで復習する際に「あれ、これは何を言いたかったんだっけ・・・」となることがしばしば。このような現象を心理学では「流暢性の幻想」と呼んでいます。学習した直後は短期記憶に鮮明に残っているため、もう自分は理解できたと誤解しやすいんですね。必要なのはもちろん長期記憶ですね。

atama+では一度合格した内容も復習として出題されます。その際に誤答があると、「もう一度演習しようか!」と促してくれます。このちょっとスパルタな感じが生徒にとってはとても良い。生身の先生が全て担当すると「本当はわかってたんだよね!次いこう!」と生徒に気を遣って先に進みたくなってしまうんですよ。

atama+はその点、生徒に気を遣うこともないですし(笑)、定期的に「ここもう一回解いてみ?」と促してくれるので、盲点に気が付きやすい教材と言えます。勉強姿勢についてもある程度注意を促してくれまして、例えば間違ったのに解説を読んでいない、正解だが時間がかかりすぎている、などです。こういった情報も生徒の学力を伸ばすのに大切な情報ですので、自動でお知らせしてくれるのはとても嬉しい点です。

メタ認知を補助してくれる

そのうちに詳しく述べますが、メタ認知とは「thinking about thinking」ということで、自分の思考に対する思考のことです。自分の考えに対して客観的に考える能力といえば良いでしょうか。
学習の際のメタ認知とは大きく言って「自分の得意不得意や、学習の進捗、到達レベルについて知る」ということです。「できれば良い程度のものだろう」と思う方もいるかもしれませんが、ベネッセや東大を初め、世界中の研究をみても「学習面におけるメタ認知能力は重要」というデータが多くあります。学力が高い層ほど自分の情報について詳しく客観的に認識できている可能性が高いのです。

その点atama+では自分の合格した単元、していない単元が一目瞭然になりますし、遡りをする必要がある単元も明らかになります。例えば1次不等式でつまずきがあると、1次方程式や四則計算は理解できているか?文字式の計算は完璧なのか?と遡り学習を自動ですすめてくれるのです。
これを人力でやろうとしても、いったいどこでつまずいているのか把握するのが難しいんですよね。自分では十分に理解していると思っていたけど、実際は勘違いして覚えていたなんてことはよくあることです。それをatama+では繰り返し確認学習を行ってくれるので、自分の間違った認識を正すのに大いに役立ちます。

説明してきたように、atama+には人間だけだと実施が難しいポイントをいくつも管理してくれる上、科学的にも高い効果が予想され、心理に詳しい先生とのタッグでさらにシナジー効果が臨めます。

atama+を導入してみて、当塾の学科指導の効率と効果は格段に向上しました。
是非、学力でお悩みの皆さんにatama+を試してもらいたいです。

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