パイロット志望者の皆さまこんにちは!
理事長・パイロット養成コンサルの冨村です。
皆様はパイロットに必要な能力はなんだとお考えですか?
英語力?操縦技術?それともコミュニケーション能力?
当然ですが、どこのエアラインも「これがパイロットに必要な能力です」とハッキリ掲げている訳では無いので、色んな人が色々とお考えだと思います。
今回は、多くのパイロットを送り出してきた私が思う「パイロットに必要な能力」とその身につけ方についてお話ししていきたいと思います。
パイロットに必要な能力
パイロットに必要な能力は結論から言ってしまうと、皆さんが考えられているもの「全て」です。
パイロットは、「バランス」が最重要とされる職業なので、どんな事も平均かそれ以上にこなせないといけません。
英語だけが異常にできる、突出した操縦技術は持っているという、一点特化型のタイプはパイロットに向きません。
しかし、人間、得意不得意はありますので、不得意な分野も習得していくのは大変な事です。
そこで、不得意な分野も習得できてしまう能力があったとしたら、それこそがパイロットに必要な能力なのではないかと私は思います。
そしてその能力こそ、「メタ認知能力」と呼ばれる能力です。
メタ認知能力とは、自分の考えや行動、感情を、もう1人の自分が客観的に見て自分の振る舞いや考え方を把握する能力のことです。
このメタ認知能力を発揮し、自身の行動を客観視できることによって、ミスを防止することにも繋がり、結果パイロットの適性も向上します。
PJ SFAの専門指導・学科指導では、メタ認知能力を用いた指導・学習法により、客観的に自分の能力や習慣を分析•改善する事が出来るようになります。
メタ認知能力と学習
メタ認知能力は学習のために最も必要な要素と言っても過言ではありません。
よく学ぶ人は、心の中に問いかけをたくさん持っているものです。
その分脳は活発に働いているものです。
学びが少ない人の特徴は、心の中に問いかけを多くもたないということ。
例えば、アレクサンダー大王の東方遠征について考える時も、メタ認知の活発な人は「アレクサンダーってどんな人?」、「何でそんな大それたことしようとしたんだろう?」、「東方ってどこ?」、「それだけ多くの国を支配したのなら、文化交流も盛んになったのでは?」、「英雄のように語られるけど、支配される側から見たら悪人なのでは?」などと多くのことを考える一方、メタ認知が低い人は「東方だから東の方を攻めたんだな。暗記しておこう。」で片付けてしまいます。
普通、これには個人差があって、脳の前頭前野がどれくらい発達しているかによると言われています。
脳の発達による個人差があるというのならば、その差を埋めることは不可能ではないかと思われるかもしれません。
確かに、物理的に脳の発達の差を縮めるのは一部の特例を除いて、ほぼ不可能ですが、その差を意図的に埋められる可能性があるのが、メタ認知方略です。
PJ SFAでは、メタ認知方略を用いた学習法により、一度立ち止まって、「答え」を疑い、「なぜ、そうなったのか?」、「なぜ、この答えになるんだろう?」という考え方を自然とできるようになることを目指しております。
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