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自社養成を甘く考えてない?

自社養成を甘く考えてない?

パイロット志望者の皆さまこんにちは!

理事長・パイロット養成コンサルの冨村です。

冨村は、パイロットの育成に10年以上携わってきました。

その中で多くのパイロット志望者の方と出会ってきましたが、とても多くの方が認識違いを起こされているように感じています。

それは、自社養成について。

今回は、多くの人たちがしっかりと理解されていない、自社養成についてお話しします。

自社養成の難易度の現実

パイロットになるための合計費用が安く、現役大学生の人気エントリー先としてエアラインの自社養成は他のパイロットになる道に比べて希望者が非常に多いです。

あるエアラインでは、エントリー者数は毎年数千人。
年によっては7000人を超えることもあります。

自社養成の採用人数は大手エアラインは50名前後ですから、どれほど競争率が激しいかお分かりになるでしょう。

しかも、エアラインが定めた能力・身体基準を満たさない場合は、採用予定数に達する前にその年度の採用が終了したこともあります。
これはエアライン各社が求めている人材のレベルが非常に高く、そのレベルに達している人が少ない、ということですし、それだけ自社養成を甘く考えている受験生が多いとも言えます。

実際に、自社養成に合格している方を見ると、数千人に一人レベルの何をやらせても何でもできてしまう天才か中学生・高校生の頃から自社養成合格に向けて適切な努力を積み重ねてきた方だけです。

また、パイロットの世界は完全に実力主義社会ですので、知名度のある大学に通っている、若しくは出身だという事は自社養成試験では大きな評価には結びつきません。

一般企業の入社試験のような感覚で臨むと、確実に失敗するのが自社養成です。

自社養成以外の道もある

多くのパイロット志望者が勘違いしているのが、パイロットになるための「普通の手段」は自社養成だということ。

パイロットになるのに普通も普通じゃないのもありません。
あるのは、その人にとってパイロットになれる可能性が高い手段か、そうでないかです。

先述の通り自社養成は余程の天才でない限り、非常に狭き門です。

自社養成を目指す事はいいと思いますが、他の道でもパイロットになれるということを知っておきましょう。

例えば、私大パイロット養成コースへ進学するというのは、最近パイロットを目指すにあたって人気な方法の一つです。

私大パイロット養成コースへの進学は学費が高いと言われることが多いですが、様々な手厚い奨学金を受け取ることができるので、実は金銭面のハードルは随分低いと言えます。

詳しくは、下のブログ記事をご確認ください。

既に航空操縦以外の大学、学部に進学または卒業されている方は、再び私立大学に入り直すことに抵抗を感じる方も多いと思いますが、それこそパイロットにとっては「普通」のことなのです。

どこのエアラインパイロットも、ストレートで大学入学・卒業、エアライン入社して一人前のパイロットには殆どなっていません。
実際に日本航空協会発行の「数字で見る航空」の統計をみると、副操縦士になる年齢は29歳が平均です。(ちなみに機長昇格の平均年齢は41歳です)

一見、大学を卒業後にまた私大パイロット養成コースに入り直すのは回り道のように思えますが、実は多くの現役パイロットが経験していることだったりします。

また、今後は副操縦士・機長になる平均年齢も上がってくると予想されていますので、年齢が高いなど余程急ぎでない限り、自社養成一本で目指すよりも、落ち着いて私大パイロット養成コースで深い学びをしながらパイロットを目指す方が今の時代には合っているのかもしれません。

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