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パイロットになる5つの方法

パイロットになる5つの方法徹底比較

パイロットになる5つの方法徹底比較

パイロットになる5つの方法を徹底比較!

  1. 自社養成パイロット採用試験
  2. 航空大学校に進学
  3. 私立大学パイロット養成コースに進学
  4. 国内フライトスクールや航空留学
  5. 防衛省・海上保安庁パイロットからの転職

以上5つが、エアラインパイロットになる方法である。

ではここから、5つの方法を徹底比較してみたいと思う。高校を卒業後に、それぞれのケース毎の学費・訓練費・生活費総額がどの程度になるか、またそれぞれの場合の合格率について、表で比較してみよう。

学費訓練費+生活費と合格率 比較表

パイロットになるまでの費用と合格率比較2022
パイロットになるまでの費用と合格率比較2022

以上は、PILOT専門進学塾やシアトルフライトアカデミーで、進路相談を受けるときに使用している資料だ。

自社養成は最安値!それでも高額でハイリスク

ご覧いただいたとおり、自社養成さえ合格できるのなら、国公立大学へ進学するのが一番安く済むのだ。ただし、国公立大だからといって自社養成が合格するわけでもなく、合格率は1%未満。仮に通塾いただき、準備を完璧にこなされたとしても、それでも合格率は良くて30%だろう。自社養成の身体検査はわざわざ厳しく定めており、通過率は半分を切るためだ。身体検査については後述する。

航空大学校進学の場合もリスクが高い

また航空大学校に進学する場合は、私大パイロット養成コース進学と比較し、100万円の差と、ほとんど金額に差がないのだが、途中で留学をしたり、自社養成に合格出来なかったからといって大学院に進学したり、航空大学校受験のための学費をかけるだけで逆転。さらに、就職が2年間遅くなると、その分給与をもらい損ねてしまうという損失もある。

それでけではない、合格率は私大パイロット養成コースの方が少しだけ有利で、航空大学校進学はリスクが高いと言える。自社養成と航空大学校をまんべんなく受験したとしても、約50%の確率で、「再受験が出来ない形での不合格」つまり、身体検査や適性検査の段階での不合格となる可能性がある。そうなってしまうと、あと残された道は、自費で免許を取得する、すなわち、私大パイロット養成コースに再度入学する以外に方法はなく、最終的には、自社養成よりも2000万円も高くなってしまう。

これだけのリスクが存在するのだ。

なお、長くなるためここでは触れないが、航空大学校は不景気になると、極端に就職率が下がる。これは航空の統計本を参考すれが明らかである。

過去の例

シアトルフライトアカデミーのかつての教え子達で、自社養成と航大進学にこだわって準備したために、最終的にパイロットを諦めた子を何人も知っている。自社養成と航大にこだわる子には2パターンあり、有名大学に通う優秀な子(つまり自社養成に合格できる漠然とした自信がある子)か、ご家庭の都合により、訓練費を捻出できないため、自社養成しか選択肢がない子である。彼らは大学生になってからシアトルフライトアカデミーに入会したため、ご家庭の判断もあって他の方法を採れなかったのだが、もし彼らと中学生の段階で出会えていれば、ご家庭の負担も少なく、パイロット人生を歩ませることが出来たのではと思うと、誠に残念でならない…

もしパイロット志望者がまだ大学受験前であれば、リスクを負って自社養成・航空大学校狙いで行くよりも、私大パイロット養成コースの方が安全かつ得であると結論づけられるし、我々のような専門家のアドバイスを、早期段階から定期的に受けて、パイロットになるまでの学費を節約することが、とても大切だということをご理解いただけたのではないかと思う。

パイロットになる方法 徹底比較 結論

PILOT専門進学塾でも、シアトルフライトアカデミーでもオススメしているのは、「私立大学パイロット養成コースへの進学」である。

生活費も入れれば、かなりの負担となること間違いないが、リスクは実は最小限であるし、エアラインパイロットになれる可能性は一番高いと言える。

ただし、美味しい話だけ聞いて、各校を冷静に比較しないと、パイロットになれないリスクは高まる。

大損をしたり後悔をしないために、早い段階から、私のような専門家の話に耳を傾けてほしい。

こんな状況だから、医師になるより遥かに難しそうに見える、と言うわけだ!

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  1. […] また最後に、5つの方法を徹底比較している。こちらもご覧いただきたい。 […]

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