いつやるの?
今日の話は「いつパイロットを本格的に目指すか?」だ。
「いつやるの?」「今でしょ!」
・・・などと言う冗談はさておき。。。笑
パイロットを目指すには、一刻も早い準備開始がとても大切だったりする。なぜならば、「パイロットになれる確率」は、歳を重ね、進学すればするほどに、なぜか低くなっていくからだ。
パイロットになれる確率は徐々に低下する
その理由は、パイロットになるための選択肢が減っていくためである。
先のブログでも書いたように、パイロットになれる確率が一番高いのは、私立大学パイロット養成コースへの進学である。例えば崇城大学はほぼ100%に近い就職率を達成し、訓練途中で断念(エリミネート)したり、訓練途中の身体検査不適合による断念もほとんどないそうだ。つまり、大学の入学試験に合格し、学費訓練費を払うことができれば、パイロットになれる確率はほぼ100%と言っても過言ではない。
しかし、私立大学パイロット養成コースに入学するためには、早期段階からの入念な準備(的確な情報収集と勉強以外の強化)が必要となり、高校1年生でも遅いくらいだ。
つい先日も、とある新高2生の入学相談を担当したのだが、自分ではパイロットの近道だと思って決めた進路選択(高校)に後悔をしていた。同じ事例は実は山ほどあり、私が担当した500名以上の相談者のうち、実に9割以上が、自分の進路選択を後悔している。
彼らの後悔の理由は、パイロットになれる確率を、自ら下げてしまったことにある。
実際問題、大学生を過ぎてからの挑戦だと、可能性はガクンと減っている。例えば自社養成の合格率は1%未満、航空大学校も12%程度。しかもそれらには、パイロットに求められている第1種の基準よりはるかに厳しい身体検査が課せられ、結果半分以上が不合格となっているのだ。身体検査は努力しても治せないことがほとんど。だから辛い。。。しかしそのほとんどは、パイロットに必要な第1種の基準に適合できるのだから不思議だ。(航空身体検査の不思議については、詳しく後述する)
自ら確率の低い道を選んでいるのだから、パイロットになれる可能性が低くなっても当然なのだ。
パイロットになれる確率が徐々に低下していくことは、PILOT専門進学塾(シアトルフライトアカデミー)の過去のデータからも明らかである。
学費・訓練費以上に生活費が負担
私が先日投稿した「私大パイロット養成コース」の費用説明について、ありがたいことに現役高校生の方からお電話をいただいた。
「法政大学は3200万円かかると書いてありますが、2600万円の間違いなのでは?」
と言う質問だった。
記事にも書いてある通り、3200万円は、生活費などを含めた金額である。確かに学費と訓練費の合計は約2600万円ではあるが、この中には、生活費、宿泊費、教材費、国家試験費用、航空身体検査費用、追加訓練費、諸会費などが含まれていない。
3200万円と2600万円の差額は、わずか600万円。
これを4年間で割ると、1年間わずか150万円、1ヶ月間わずか12万5千円なのだ・・・
かなりギリギリであることがご理解いただけることと思う。
生活費が高いのは、私大養成コースだけではない
上記は、あくまでも一例であって、生活費は、一般的な学部の大学生も、航空大学校の訓練生も、高校生も、中学生も、皆同じなのだ。
それだけ生きていくだけでお金がかかる。
例えば、、、住んでいる家の家賃・ローン・修繕費・光熱費・固定資産税などを負担しているのは保護者の方であり、それら経費だって、実は学生、生徒諸君の分も含まれているんですよ!
大学生一人あたりの学費と生活費の合計額は、なんと1ヶ月あたり20〜25万円もかかると言われており、一般家庭ではかなりの負担になっているのだ。そのうち学費は約半分である。(地域や大学によって差がある)
・・・ということは、学生生活・訓練生生活が長ければ長いほど、保護者の方に過分な負担をかけるのではないだろうか?
パイロットに憧れた時がベストタイミング
PILOT専門進学塾・シアトルフライトアカデミーに来る大学生のほとんどが、小さい時からパイロットに憧れていたにもかかわらず、就職の段階まで具体的に進路選択を考えていなかったと答えている。ただ漠然と、大学を卒業すれば、自社養成や航空大学校というパイロットになる進路に繋がるものだと思っていたそうだ。
第1種よりも厳しい身体検査にも通過できるような運の強い子で、しかもバランスの整った優秀な子だったら、それで十分かもしれない。
しかし、確率論からしたら、とてつもない賭けである。しかも、たった一度っきりの人生を賭けた、壮大な博打だ。
本当にもったいないことである・・・
パイロットに憧れた時こそが、パイロットを本格的に志望するベストタイミングであり、それから時間が経過するほどに、可能性は下がっていくのだ、ということをご理解いただきたいと思う。
PILOT専門進学塾(PJ)では、まだ進路の定まらない中学生から門戸を開いており、その段階から的確なエリート教育を施している。パイロットの仕事に必要なセンスは、全てこの中学生の指導段階から育まれるのだ。高校生から入会したのでは間に合わないことも出てくる。つまりそれだけ確率が下がっていく。。。
今日、この記事を読んだ方はラッキーなのかもしれない。
PILOT専門進学塾(PJ)の意味
パイロットを志望する方にとってPJの意味は「パイロットになれる確率が上がること」である。
だからこそ、PJ(SFA)は、今まで、パイロットになれる確率にこだわってきた。
今でも100%でなければ意味がないと思っている。
つい先日出したニュースだが、2016年の合格・進学率、4年連続100%を達成!しかも今年は全員が第一志望に合格している。
簡単に達成できない目標だからこそ、それには意味がある。100%という確率にこだわって今まで指導してきたPJ流SFA流「パイロット養成論」が正しかったことが証明されたのだと信じている。
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