航空身体検査

航空身体検査の誤解1

航空身体検査の誤解1

当ブログに掲載されている画像はイメージであり、ブログの内容と写真内容・被写体航空会社とは一切関連がありません。また、当ブログを運営している日本エアマンシップ・操縦士養成機構(JAMBO)、PILOT専門進学塾(PJ)、シアトルフライトアカデミー(SFA)と、被写体航空会社間には何らの業務提携関係がありません。(上の写真撮影者:富村英朗)

前のブログで書いた通り、第一種航空身体検査(審査会)の合格率は約90%である。しかし、世間一般では半分も合格しないと思われている。

そこには2つの誤解があり、1つめの誤解は…

継続的な身体検査

パイロットになった後も、パイロットであり続ける限り、この第一種航空身体検査基準をクリアしていないと、フライト業務に就くことが出来ない。そのため、エアラインパイロットは、他の職業に比べれば、怪我をしたり、病気になったりしないよう、身体管理には十分に気を配っているし、ほぼ年に一度(一部パイロットは半年に一度)行われる定期検診の直前ともなると、飲酒を控えたり、食生活に気をつけたりしている。

こういった事実が、「パイロットになることは容易ではない」、と誤解を生んでしまったのではないかと推察される。

万が一身体検査に通らなくなったら?

補足すると、エアラインパイロットになって以降、定年までの間に、万が一、怪我や病気などで身体検査が通らず、道半ばでパイロットを辞めることになったケースは、全体の約10%で、そうなった時でも、給与減額分を補償するための「ロス・オブ・ライセンス」という保険制度も存在する。ちなみに、上記10%には、身体検査以外の理由(性格や適性など)でパイロットを辞めた人は含めていない。

また、定期検診が通過できなかったからといって、すぐにパイロットを辞めさせられるわけではなく、完全に治癒したことが、指定医によって確認されれば、乗務復帰も可能だし、万が一、症状が治まっても基準を満たさない状態になってしまった場合、審査会制度によって、乗務に支障がないと判断されれば、復帰も可能だ。

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